SFマガジン 1978年12月号

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目次

四本まとめて映画会を開いてくれて、私は死ぬかと思う程笑いころ げたのであル・ そしたら爺いさんが「グルーチョが聞いたらさそよろこんだろう よア . : ・」とひどくしんみりした顔をするのである。聞いてみたと ころが、なんとこの人は、マルクス兄弟が売り出す前からの友人だ ったのだそうで、次から次へとその人宛のサインが入ったマルクス の本を見せつけられ、気がついたら、その〈グルーチョと私〉をは じめ、棚に並んでいたマルクスの本を五冊、それにインディアンや 西部開拓史、黒人霊歌の本などを段ボールに三箱分も買っていたと いう始末。それを東京に送って貰うように幀んで金を払い、めし屋 に戻ったら、私の分の刺身と天ぶらはきれいに食われてしまったあ とで : というと、その店で買ったその段 なんでこんな話に飛んだか ポール三箱の本は、私が東京に帰ってきて三週間とは経たぬうち に、ちゃんと到着したことを言いたかったのである。サン・フラン シスコで姪っ子のために買ったグレイにプルーという粋なテディ べアもちゃんと着いた。 クレー だのに、肝心の ()n 本だけがまだ着かないのである : ・ウォーズ〉の翻 位の伜をそっとっかまえて、「この人は〈スタ 1 訳者よ、おまえも一生懸命勉強しなくちゃいけませンよ ! 」などとムを出そうと思いつつ、今日は着くだろう、明日は着くだろうと待 っていたのだが、全然、その気配はない。 小声で説教してるのが聞こえてきたときは実にうれしかった : いや、それはそれでいいとして、その古本屋の話である。「ウィそこに昨夜、鏡明から電話がかかってきた。 ンドウにあるグルーチョの自伝を見せてくれ」と言ったら、その爺彼は伊藤典夫共々、九月中旬までフ = = ックスの大会など、 いさんがうれしそうに「お前はマルクス兄弟のファンか ? 」と聞アメリカ西部をぶらぶらしてきたのたが、出発の時、件の店に行っ く。「その通り。日本にはツツイという有名な作家がいて、かてみてくれーーと頼んでおいたのだ。 れはマルクス兄弟を師と仰いでいるが、つい先月も古いフィルムを「本着いた ? 」と彼。 5

先月の話の続きである : 古本屋がある。間ロはかなりあって、ショーウインドウもついてい 実は、アメリカで本を買ったのは、″キャンディー・ スのスーちゃるのに、客は一人も入る気配はなくて、店番のロッド・スタイガー んの写真の裏″を頼りに捜しあてたその店以外にももう一軒ある。風の老爺が居眠りをしている。私が眼についたのは、そのショ ロスとサン・フランシスコの中間にあるパリ・ロ・フレスという小インドウのなかにグルーチョ・マルクスの自伝〈グルーチョと私〉 きな町でロケを終り、。ハイバーのチェロキーをチャーターしてその ( いかにも彼らしいではないか ) がでんと並んでいるのだ。そこで 小さな町の飛行場から ( リウッドに飛んできて一仕事して ( フジテ私は刺身と天ぶらがくるまでの時間を利用して、のこのこその店に アー、わたしは〈スター レビ系の六〇〇、六三〇の = 、ースの頭にあらわれるめくるめく入 0 ていって、「 = ー ・ウォーズ〉の翻 ようなあの映像が他ならぬその時の仕事の成果である ) 、さて、サ訳者であるが : : : 工工、 工ヘン、エヘン」とやったところが利いた ン・フランシスコ行きの便の時間までめしを食おうと、通訳氏がのなンの : この時に限らす、今回の洋行中、このひとことの効 つれて行ってくれた汚い日本料理屋で十日ぶりにラアメン・ライ果はまさに魔法的であった。空港でキャル・ポリの大学院生と称す スにサンマをむさぼり食い、つづいて頼んだ刺身と天ふらがくるる金髪美人と仲良くなってそいつをやったら "Really?!" と目を丸 まで何の気なしに道の向かい側を見たら、そこに一軒の古・ほけたくされたのもうれしかったが、横にすわってた母親がハイスクール ◇連載◇ 私を ()D u- に狂わせた画描きたち 値段もワンダーな U)LL イラスト 野田昌宏 カット / 加藤直之艤髜「 朝Ⅲ〒Ⅲ 1 : 判Ⅲ蜀「当第 " 4

乱歩賞作家の第一作ー 栗本薫 ケンタウロスの子守唄 日本こてん古典第回連載が終るとき、不定期連載が始まる横田順彌 日下実男 サイエンス・クリティックューフォロジー論考⑤ 0 ータース・ストーリイ〈豊田有恒選・評〉 井口健ニ 映画講座第ニ回映画の淵源を探る 大野万紀 ・スキャナージョン・ヴァーリイの処女長篇 安田均 ・ファンジン・ア・ラ・カルト⑤ スタジオぬえ 6 ・スターシッフ・ライプラリイ 3 池見照ニ ・サイエンス・トピック筑波で国際科学博開催へ ◇連載◇私をに狂わせた画描きたち 野田昌宏 4 値段もワンダーな (DLL イラスト ☆アメリカ界レポート ジーン・ヴァントロイヤー ☆第ニ十四回江戸川乱歩賞授賞式 0 ・レピュウ 石川喬司 / 鏡明 / 亀和田武 / 川又千秋 / 谷口高夫 / 中島梓 新井苑子 DIMENSION 0 てれほーと : 世界情報・ ファン・タム・スポット・ 第五回「ハヤカワ・ L-L コンテスト」応募規定 : 連作宇宙叙事詩Ⅸ アョドーヤ物語 ( 六 ) ー 5 0 ーー 2 光瀬龍十萩尾望都 イラスト 中島靖侃 依光隆 金森達 深井国 岩淵慶造 角田純男 佐治嘉隆 村上遊 表紙 加藤直之 目次カット スタジオぬえ 扉・目次レイアウト安藤三香子